もう、なんだよ(笑)女性は、タイ料理っぽいのすきだよね。偏見かも知れないけど。
しょうがないので、バーに行く。
あれ、ここ、最初に手続きした場所だよね?
戻ってきたのか…。
しかし、酔っ払ってふらふらだし、お腹もそこそこ膨れてるし、
なんかもう移動したくないなー。
もう、ここで軽く飲んで帰ろうかなー。
なんて思ってたら、店の入り口に不審な男二人組が。
なんかきょろきょろしてる。
何してんのかなと思ったら、店に入ろうとする女の子に声かけて、一緒に入っていった!
なるほど!!!
店内で相手を見つけるのは相当難しい。
ならば、女同士で店に入ろうとしている人たちに、
「一緒に入りませんか?」って言えば、すごく自然に入れるじゃあないか!!
もしかしたら、イタリアンやタイ料理の入り口にいた集団は、そういう男たちか?
そして人気のないこのバーは、そういう人たちがあまりいないというわけか?
よし、フツメンMくん、あれやろう。
オレ酔っ払ってるから、割と気軽に女の子に話しかけられると思うんだ。
女の子にしてみれば迷惑な話かも…とか考えたら負けだ!
考えるな!考えるな!
と、女の子二人に「あのー、一緒に入りませんか?」って声かける。
「あっ、はい」とあっさりOK。
ところで、バーでの飲み物って、どうやって頼むんだ。
うーん、わからん。ビールにしよう。
M君は、なんとかの水割りを注文してた。
女の子たちはモスコなんとかを頼んでたな。
女の子たちは、事務やってます、って言ってた。
OLってことだよね。私達おーえるです、とは言わないものなんだろうか。
そういえば我々も、会社員です、じゃなくてSEですって言ったもんな。
事務ってどんなことやってるんですか?経理です。あ・・・そうですか…
みたいに、話は特に盛り上がらなかった。
めんどくせーな、でも我慢するか、みたいなオーラが見えたような気がした(笑)
タイ料理に行こうとしたら満員だったという話で、
女の子たちも入れなくて、時間つぶしでここに来たって言ってた(笑)
そうだよね、バーなら、食べたくないものでお腹いっぱいにならずに済むしね…
女の子たちは三〇分ほどして、「ちょっとタイ料理の様子見に行ってきます」と
言って消えていった。
電話で確認できますよとは言えなかった(笑)
気が付くと、このバーは男の比率が高い気がした。
女性に相手にされない男たちが流れ着く、墓場…墓BARなのかも知れなかった。
フツメンのM君も疲れたようで、男二人でちびちび酒を飲む。
なんかこうやって、友人同士で飲んでる方がよっぽど楽じゃないか?
そんなことを考えるヤツが街コンとかに行こうと思うのが間違っているのかも知れないが…
そんなわけで、我々の街コンデビューは無残な結果に終わったのだった。